ダイエットの考え方の主流は、体全体の健康を保つことを立脚点にして
考えられるようになっています。
したがって部分痩せで脚や腕などの特定の部位だけを細くする、という方法は、
ありふれているようで実は効果が薄いものになっているようです。
とはいえ正しいダイエットの延長線上で可能なことですので、
多少遠回りのようでも実施してみるより他ありません。
トータルのダイエットは、
食事制限・有酸素運動・筋力トレーニングの3本柱です。
まずBMIなどの数値を利用して適正体重を認識します。
現状の体重ではなく適正体重から導く一日の総カロリーを決めます。
その結果を踏まえて一日の食事に割り振りをして食事コントロールして下さい。
次いで有酸素運動は、効果的に脂肪を燃焼させる運動です。
以前は、20分以上、継続しないと脂肪は燃焼されないと言われていましたが、
最新の研究では、途中に休息を取っても問題ないことが分かっています。
ですので、少しでも空き時間があれば、積極的に、
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行うように心掛けましょう。
そして、筋力トレーニングを、できれば寝る前の時間で行います。
ただし、筋力トレーニングと有酸素運動を同じ日に行う場合は、
筋力トレーニングの後に有酸素運動を行いましょう。
この順番が、さらに脂肪燃焼効果を高めます。
筋力トレーニングで筋肉量をアップすれば、基礎代謝量も高まり、
リバウンドしにくく痩せやすい体になれます。
また、筋肉を鍛えることで、姿勢がよくなり全体のバランスが整うので、
スタイルも自然とよくなりますので、3本柱のうち、
最初は、特に筋力トレーニングを中心に進めていくことをオススメします。
筋力トレーニングは身体の各部位を日替わりで鍛えます。
同じ部分は中二日おくと良いでしょう。
修復ホルモンの働きで48時間後に再生完了となるからです。
とはいえ腕や脚など特に痩せたい部位は、有酸素運動と併行し、
日課として筋力トレーングをすると効果があります。
ダイエットで一番効果が現れにくい下半身
ダイエットで下半身のサイズを小さくしたいとするならば、
男性では腹回り、女性ではお尻が気になることでしょう。
ダイエットを始めても、これらの部位は一番最後まで脂肪が落ちないので、
多くの人は結果が出ないじゃないかと辞めてしまいます。
またその方法が正しいものでなかったとしたらなおさらです。
世の中には、簡単で成果が上がるダイエット方法が存在するかもしれません。
しかし、多くの情報が氾濫している中で、
正しい痩せ方に到達しないことも事実です。
そこでオーソドックスな方法を検討します。
この場合成果が現れるには3ヶ月かかると知っておきます。
オーソドックスな方法とは、
食事制限・有酸素運動・筋力トレーニングの組み合わせです。
食事制限では1日の総カロリーを求めるのが出発点です。
現状の体重ではなく適正体重をベースにします。
次いで朝食前の有酸素運動を30分行います。
ウォーキングで十分です。
筋力トレは、夜寝る前に行います。
体重を気にして食事を抜くことの誤りは、筋力が低下し基礎代謝が落ち、
却って脂肪を溜めやすくなることです。
したがってこれらの3本柱は平行して進めます。
筋力トレでは、気になる部位の筋肉に負荷をかけていきます。
筋トレなど全くしたことがないという人は、
初心者向けテキストで無理しないように始めましょう。
腹部・お尻はなかなかサイズが小さくなりません。
しかし続けていれば必ず目標のサイズになりますので、
長期的視点が必要です。